カスタマーケーススタディ: DMT Marine Equipment

February 3, 2021

約20年間にわたり、DMT Marine Equipmentは海洋ウインチ(巻き上げ機)や海軍用装備の設計・製造販売に携わってきました。牽引巻き上げ機や係留設備を専門としていて、信頼性が高く頑丈であることが、すべての装置にとって重要な鍵となっています。

国際標準準拠への取り組み

厳格なガイドラインに則って現場の監督が製造工程を監視し、一つ一つの工程を認定検査員が毎日チェックします。保護塗膜のポロシティ試験において、DMT Marine Equipmentはあらゆる欠陥を探知できるよう、Elcometer 266直流高電圧放電式ピンホール探知器を採用しています。

ピンホール、ながれ、たるみ、乾燥膜厚が薄すぎる/厚すぎる箇所、塗膜のはじきやへこみなど、塗膜に不連続部(一般に「ホリデー」)があると、塗膜がすぐに剥がれてしまいます。そうした不連続部は、素地の腐食につながります。

Elcometer 266直流高電圧放電式ピンホール探知器の採用

DMT Marine Equipmentの品質検査員ダニエル・アポストリィ氏は、巻き上げ機、キャプスタン、吊り上げ機など、海洋機器の塗膜のポロシティの有無を探知するため、Elcometer 266直流高電圧放電式ピンホール探知器にブラシプローブを付けてここ2年以上使っています。

アポストリィ氏は、次のように話しています。

「DMT Marine Equipmentでは、当社の装置が製造工程のどの段階を見ても国際標準に準拠するよう徹底しています。Elcometer 266のおかげで、塗膜検査が簡単で信頼性も高く、塗膜の欠陥を排除できています」

Elcometer 266は、厚さ7.5mm(300mil)までの塗膜のポロシティを探知でき、保護被膜の検査に最適です。電圧の自動計算機能も内蔵しているので、準拠する規格と検査対象の塗膜の厚さに基づいて、正しい探知電圧を判定し、設定できます。