カスタマーケーススタディ: Cladspray Solutions

August 12, 2020

Cladspray Solutionsは、屋根塗装、発泡性耐火塗料の塗装、外壁のスプレー塗装など、幅広いサービスを提供する塗装工事業者です。ノーフォークに拠点を置く会社で、英国の一般建築や工業建築を扱い、Birds Eye Foods、Lotus Cars、 East AngliaのNHS病院などを手がけています。

保護被膜を施す段階では、乾燥膜厚に加えて気候条件が塗布に適しているか判断することも非常に大事で、こうしたパラメータがメーカーの技術ガイドラインの範囲内に収まるよう徹底すれば、塗装が品質面でも機能面でも最高の仕上がりになります。

Elcometer 319結露計とElcometer 456膜厚計の採用

Cladspray Solutionsのテクニカルセールスディレクター、ダン・リューグ氏は、「保護被膜の形成工程では、目標とする標準に確実に準拠できるよう、塗装対象面の準備から気候条件の監視、乾燥膜厚の評価まで、あらゆる段階での検査が欠かせません」と話しています。

気候条件のテスト

各プロジェクトで、Cladspray Solutionsのチームはその全工程を通じて、プライマーの適合性や厚み、塗料の保管温度、気温、下地の温度、露点、相対湿度の試験を行っています。こうした試験は作業全体の最初から最後まで行われ、Elcometer 319結露計を使って測定、記録されています。

「外壁塗装のプロジェクトを通じてこの記録を取り続けることは、塗料メーカーが指定する塗布量に準じて、建物の寿命まで長持ちする塗装を自信をもって行う上で、とても重要です」と、ダン・リューグ氏。

乾燥膜厚の測定

同社では、Elcometer 456膜厚計を使って、使用しているRustoleumの防錆塗料とSherwin Williamsの発泡性耐火塗料の厚みを測定しています。Cladspray Solutionsには、Elcometerの膜厚計を2年以上もご利用いただいています

ダン・リューグ氏は、「Elcometer 456は、これまで使っていた膜厚計よりも記録機能に優れ、高速です。作業時間が短くなりました。私たちにとって嬉しい機能は、作業の部分ごとに異なるバッチ名で測定値を記録できることです」

読み取り値はすべて保存され、作業の終了時に報告書の形で表示できます。

Cladspray Solutionsのチームは、Elcometerのデータ管理ソフトウェアElcoMaster®も使い、見栄えのする検査報告書をPCで作成しています。

こうした厳密な記録の保管は、塗装が塗料メーカーの仕様に従って正しく行われたという重要な証拠となり、これを根拠にCladspray Solutionsはお客様に耐火証明書を提供し、塗装が建物の寿命まで持つことを約束できています。