カスタマーケーススタディ: Alpha Fire Protection Limited

October 6, 2020

Alpha Fire Protection Limited:気候条件と膜厚の測定

アイルランドのダブリンに拠点を構えるAlpha Fire Protection Limitedは受動防火(PFP)の塗装会社で、大規模な商業施設から工業建築物や一般住宅まで、幅広い施工実績を誇っています。同社のサービスは充実していて、防火構造の鋼製建具の製作や防火設備の開発に加え、乾燥膜厚の検査も含まれています。

お客様に高い耐火等級をお約束する上で精度は非常に重要で、だからこそ、Alpha Fire ProtectionはElcometer 456膜厚計を採用して発泡性耐火塗料の厚みを測定し、Elcometer 319結露計を使って正しい条件下で塗装を行うよう徹底しています。

鉄鋼構造塗装時の気候条件の検査

3年以上前にElcometer 319結露計を購入して以降、Alpha Fire Protection Limitedは一日に何度も膜厚計を手持ち式の結露計として使い、相対湿度、気温、表面温度、露点温度、TΔ(表面温度と露点温度の差)、湿球温度、比湿を測定しています。こうした条件を測定すれば、発泡式耐火塗料の塗布を成功裏に進めることができ、これは、鉄鋼構造の防火に不可欠な条件です。

Alpha Fire Protection Limitedの代表取締役キーラン・トンプソン氏は、「Elcometer 319はすばらしい結露計です。正確な値をすばやく簡単に測定できます」

発泡式耐火塗料の乾式膜厚の測定

Alpha Fire Protection Limitedでは、Elcometer 456を一週間に何度も使い、構造用鋼に塗布する発泡式耐火塗料の乾燥膜厚を測定しています。

同社のチームはセパレート型のモデルSと標準ストレートプローブを5年以上使い、すばやく正確な値を測定できる能力や、大容量の内蔵メモリ、Bluetooth®機能など、Elcometer 456膜厚計の際立つ実力を実感しています。

キーラン・トンプソン氏は、Elcometer 456膜厚計はこれまで使ってきた他の膜厚計と比べて「より使いやすく、正確」だと言い、「すばらしい膜厚計です。ほかのモデルはもう使えない」と付け加えました。

複数の現場の共同作業とリアルタイム管理

Alpha Fire Protection Limitedの拠点はダブリンですが、英国内で広く業務を展開しているので、国内のさまざまな場所にチームが分散することも少なくありません。ElcoMaster®データ管理ソフトウェアのモバイルアプリを使えば、誰がどこにいても、データと報告書をリアルタイムで共有できます。

キーラン・トンプソン氏は、「ElcoMaster®はとてもすばらしい。おかげで、現場に出ていてもモバイルデバイスで業務に関するあらゆる情報を入手できます。その場にいない同僚同士で検査報告書を共有するのに申し分がありません」と話しています。

チームはElcoMaster®をPCとモバイルデバイスの両方で使い、データをExcelに読み込んで報告書を作成し、クラウドにアップロードしています。日常業務での使い勝手が非常によいソフトウェアだという実感から、「とても直観的で操作しやすい」というコメントもいただいています。