表面粗さ計

 

 

 

表面粗さ計は、表面の凹凸の差を測定する装置です。表面の粗さは、塗装の全体的な仕上がりと塗料の付着性、塗り面積、塗料の使用量に影響します。表面の凹凸の差が大きすぎる場合は、塗料の量を多くしなければなりません。塗料が足りないと、凸部が覆われず、錆びるおそれがあります。凹凸の差が小さすぎる場合は、塗料の付着する要所が足りず、塗膜がすぐに割れたり剥がれたりする可能性があります。


 
適切な量の塗料を使って質のよい塗膜に仕上げるには、塗装前に表面の粗さを正確に測定することが大切です。この測定値によって、塗料の付着性と塗り面積、塗料の使用量が大きく左右されます。

 

Elcometerは、デジタル式とメカニカル式の表面粗さ計、表面粗さ試験機、表面粗さ基準片とTestexテープを各種ご用意しています。表面粗さ計は、表面の凹凸の差、つまり山から谷までの深さを測定して記録します。表面粗さ試験機は、試験面の上で一定の距離だけ動かして、山から谷までの深さを記録する装置です。表面粗さ基準片は、ブラスト加工された面の粗さを、あらかじめ決められた基準面の粗さと比べるために使います。グリッドブラスト、ショットブラスト、サンドブラスト加工用の3種類の基準片があります。表面粗さ測定用レプリカテープ(Tapeテープ)は、試験面の凹凸を写し取るのに使います。写し取った型の山から谷までの深さは、シックネスゲージで測ります。

 

表面粗さ基準片

 

ブラスト加工された面や、粗さの仕様が決められた面をすばやく判定したい場合にお薦めなのが、表面粗さ基準片です。どこにでも持ち運べて、使い方も簡単です。
 
粗さを判定するには、試験面と基準片を比較します。さまざまな基準値を持つ基準片があります。また、中央に穴の開いている基準片もあります。この基準片を試験面の上に置くと、穴から試験面が見えるので、はっきり目視比較できます。

 

 

125  127  129 

Elcometer 125表面粗さ基準片では

Elcometer 127 Keane-Tator表面粗さ基準片は

Elcometer 129 Rubert & Rugotest表面粗さ基準片は

 

Elcometer 125表面粗さ基準片では、グリットブラストまたはショットブラスト加工面を、4つの粗さの値と比較できます


 
拡大鏡付きのElcometer 127 Keane-Tator表面粗さ基準片は、サンドブラスト、ショットブラスト、およびグリットブラス加工面用があり、粗さの単位はmilです。基準値は、0.5~5.5milの範囲で5段階に分かれています。照明付き拡大鏡を使って目視比較します。


 
Elcometer 129粗さ基準片には、2つのモデルがあります。Elcometer 129 Rubertモデルには、グリットブラスト加工面用とショットブラスト加工面用の2種類あります。Elcometer 129 Rugotestは、1枚でグリットブラスト加工面とショットブラスト加工面の両用です。


 
また、船舶のプロペラ特有の性状を判定するためのElcometer 133もあります。乾ドック(水面上)での検査用と水面下での検査用の2種類あります。粗さの平均(Ra)と山から谷までの深さの平均(Rz)を測定します。


 
試験面と基準片に触れて比較することもできますが、表面を汚染しないように注意してください。


 
さらに、溶接ビードの品質を判定するためのElcometer溶接粗さ基準片もあります。

 

 

表面粗さ測定用レプリカテープ(Testexテープ)

 

122 

Elcometer 122 Testexレプリカテープは、表面粗さを測定する非常にシンプルな方法です。まず、Testexテープのフォーム側を試験面に押し付けて表面の凹凸の型を取ります。次に、Elcometer 124シックネスゲージ(メカニカル厚さ計)で、その山から谷までの深さを測定します。

Elcometer 124シックネスゲージは、アンビルの上の測定子に適切な力が加わるように工夫されているので、正確な測定値が得られます。レプリカテープ自体の厚さ(50μm、2mil)を差し引いてゼロ点設定する機能も備わっています。使用したテープを検査報告書に添付できるので、検査の証明にもなります。

 

表面粗さ基準片は、試験面の粗さの度合いを判定する便利な方法ですが、その判断は試験者自身に任されるので主観的な試験です。


 
一方、レプリカテープを使う場合は、粗さを数値で表せるだけでなく、使用したテープを保管しておき、後で「検査を実施した証拠」として検査報告書に添付することもできます。


 
測定する面の粗さの度合いに応じて、次の4種類のテープがあります。

  • Coarse minus(C-):ブラスト加工面では使用しません。
  • Coarse©:測定範囲20~38μm(0.8~1.5mil
  • X-Coarse(XC):測定範囲64~115μm(2.5~4.5mil)
  • X-Coarse Plus(XC+):測定範囲115~127μm(4.5~5.0mil)

 

表面粗さ計

 

Elcometerは、さまざまな表面の粗さを測定できるデジタル式とメカニカル式の表面粗さ計を取り揃えています。メカニカル表面粗さ計のElcometer 123は、試験面の山から谷までの深さを測定する装置です。シンプルで使いやすく、すばやく測定できるので、危険な場所で何箇所かの粗さを手作業で測定して平均値を求めるのに便利です。

 

 224

デジタル式の表面粗さ計としては、Elcometer 224とElcometer 223があります。Elcometer 123と似ていますが、測定値はデジタル式で記録されるので、手で書き留める必要はありません。

Elcometer 224表面粗さ計は、正確で高速、非常に使いやすい装置です。平面と凸面のどちらでも測定できます。Elcometer 223表面粗さ計は、表面の山から谷までの深さをElcometer 224とよく似た方法で測定します。 

 

 

面粗さ試験機

7061 

Elcometer7061は、持ち運びに便利な軽量の表面粗さ試験機で、国際規格に適合した測定範囲に対応しています。山から谷までの深さだけでなく、山と山の間隔も測定します。各種スタイラス針とアクセサリーもご用意しています。実施する試験に合わせてお選びください。