Elcometer RCV4000:

RCV4000は、2つのバルブが一体化した遠隔制御バルブです。下部のユニットで圧縮空気の吸気口を制御し、上部のユニットでは、ブラスト装置からの空気排出時に排気口を制御します。

ユニットの下部ポートの「吸気口」に圧縮空気が安定供給されます。空気は「排気口」を通じてブラスト装置とホースに流れていきます。この制御は、バルブの側面にある6mm（¼インチ）径の吸気口と排気口に接続された空気圧式のデッドマンハンドルで行います。デッドマンハンドルは、2本のエアラインホース（ツインホースと呼ばれます）でユニットに接続されます。

デッドマンハンドルのレバーを閉じると、2つのバルブが同時に作動し、デッドマハンドルを離すと、RCV4000が瞬時に動作を停止します。ブラスト装置は、RCV4000バルブ本体の赤いセーフティペットコックを開いて減圧することもできます。これで、システムが緊急停止します。

RCV4000には32mm（1¼インチ）径のポートがあるので、遠隔制御バルブを使用するすべてのブラスト装置に適しています。

Elcometer RCV4000+:

Elcometer RCV4000+の動作原理は標準のRCV4000と同じですが、排気口が複数あるエアマニホールドを内蔵している点が異なります。そのため、圧力計、ボール振動ユニット、減圧弁などの補助装置を取り付けることができます。

Elcometer RCV4000+には、3つのバージョンがあります。

¾インチ（19mm）：Elcometer 1020ブラスト装置専用

1¼インチ（32mm）：遠隔制御バルブを使用するブラスト装置に対応

1½インチ（38mm）：大流量に対応、大型のElcometerブラスト装置に最適